道南歴史文化振興財団

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国際交流

函館市南茅部地域では、'70年代後半からネブラスカ大学・トロント大学・北海道大学が八木遺跡の発掘調査(八木プロジェクト)を実施するなど、国際的な学術交流が行われていました。こうした地域の歴史を引き継ぎ、2008年1月には、当事業団とドイツ外務省の直属の機関であるドイツ考古学研究所が縄文文化に関する共同研究の協定を締結しました。この協定に基づき、学生の受け入れやドイツ、イギリス、アメリカ、カナダの研究者を招いた国際シンポジュウムを開催するなど、国際交流を展開しています。

2014年度

8月上旬から9月中旬にかけて、ドイツベルリン自由大学卒業生の古崎円子さんと、学生のジェニファー ルドルフさんの2名が来団し,日本の発掘方法や縄文文化を学ぶことを目的に臼尻A遺跡の発掘調査に参加しました。お二人は,ドイツと発掘用具の違いがあり,最初は慣れない様子でしたが,徐々にコツをつかみ竪穴住居跡を完掘しました。他に,臼尻A遺跡はもちろん,南茅部地域に見つかっている縄文遺跡の集落の立地や当時の生活の様子にも大変興味を持った様子でした。

11月中旬,ドイツ考古学研究所のマイケ ワグナー氏とカナダアルバータ大学教授のアンジェイ ウェイバー氏が来団しました。両氏は,史跡垣ノ島遺跡や臼尻A遺跡を視察した後,今後の発掘調査において,年代測定の集積や現場での測量技術の向上などについて協議が行われました。

2013年度

8月20日、ドイツ考古学研究所と事業団が実施する共同研究についての事前協議を行うため、同研究所のマイケ・ワグナー教授とベルリン自由大学のパベル・タラソフ教授が来函しました。翌21日に事業団を訪問、同月25日までの間、坪井睦美事業課長ら事業団職員とともに道内の遺跡などを視察しました。

8月25日、発掘調査に関する検討会議を行うため、カナダエドモントン大学のアンジェイ・ウェーバー教授らが来函し、史跡垣ノ島遺跡を視察しました。

8月2日~13日まで,カナダトロント大学学生エマ・ヤスイさんが,八木プロジェクトの調査で出土した石器(擦石)に付着したでんぷんを分析するために来函しました。また,東山B遺跡出土の擦石も一緒に調査しました。また、現生植物との比較をするために、史跡垣ノ島遺跡周辺の植物を併せて採取しました。

2012年度

5月20日~27日、学術交流を行っているドイツ考古学研究所の招待を受け、今後の交流についてミーティングを行うべく、事業団職員がドイツ・ベルリン市を訪問しました。また、日独ベルリンセンター他、ベルリン市内および近郊の複数の博物館や文化財関連施設を視察・見学しました。

2011年度

10月29日・30日の2日間、函館山山頂のクレモナホールを会場として、事業団・ドイツ考古学研究所・日独ベルリンセンターの主催により「2011 縄文の道フォーラム・国際シンポジウム『縄文文化とユーラシアの様相』」が開催されました。日独交流150周年を記念するとともに、最新の考古学・植物学をはじめとした研究の成果をもとに日本と海外の研究者あわせて20名による講演・報告、および市民を交えたディスカッションが行われ、延べ238名の一般市民が聴講しました。

一般財団法人

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