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発掘調査|詳細

情報更新日:2013.10.24

函館市八木A遺跡 (登載番号 B-01-231)

はこだてしやぎえーいせき

調査期間
2009年07月09日から2009年10月02日
調査事由
開発事業(道路)
調査地
函館市尾札部町1212-1,1229-1
調査主体
函館市教育委員会,特定非営利活動法人 函館市埋蔵文化財事業団
調査面積
5,800㎡

調査の概要

 発掘調査は,昭和53~55年に八木プロジェクトによって行われた調査や,平成4~8年に実施した一般国道278号道路改良工事に伴って行われた過去の調査成果をもとに,遺跡全体を捉えるための基礎資料を得ることを目的に実施しました。
今回の調査では,平成4~8年度に調査された西盛土遺構がさらに南側に延びることが分かりました。また,八木プロジェクトで実施した調査区との位置関係が確定できましたので,今後はこれらの調査成果をもとに遺跡の拡がりや性格を解明することが課題となります。


特徴的な遺構

 縄文前期の竪穴住居跡2軒,土坑墓2基,土坑16基,剥片集中1か所が見つかりました。

  • ベンチ状の段のある住居跡

  • 調査風景


主な遺物

 包含層や「盛土遺構」から土器・石器約16,500点が出土しました。このうち,珪質(けいしつ)頁岩(けつがん)製石器の石質分析を行ったところ,尾札部町八木川や川汲町小板川から採取した珪質頁岩が使われている可能性があるそうです。


一般財団法人

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〒041-1613 北海道函館市臼尻町603-1
TEL.0138-25-5510/FAX.0138-25-5606

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